はじめに
乾燥シーズンになりました。秋冬の肌ケアを怠ると、乾燥して肌がパサパサになるので、疲れてるように見えたり、実年齢より老けて見えたりします。もったいない。
初対面の人と会ったときの第一印象として重視するポイントの第一位は、たいてい「肌（顔）」。
特に、ビジネスシーンでは、潤いたっぷりでハリのある顔の好感度が高いことは言うまでもありません。
というわけで、今日はこの季節に肌の潤いを保つために欠かせない栄養素「セラミド」について書いてみたいと思います。
セラミドが少ないと、保湿してもすぐ乾燥する。
肌の表面というのは、角質という細胞が何層にも重なっている状態。よく例えられるのがレンガ（角質細胞）を積み重ねた状態です。
レンガとレンガの隙間に必要なのがモルタル。肌で言えば「角質細胞間脂質」がそれを担っています。
この「角質細胞間脂質」の約半分を占めるのが「セラミド」という栄養素（脂質）です。いわゆる「皮脂腺から出るアブラとは別物」です。
このセラミドがすごいのは、角質同士の接着に役立っているだけでなく、水分をミルフィーユの様にして角質間に溜め込むことができるのです。水分との相性抜群な脂質というわけです。
このセラミドが、角質細胞の間にバランス良く保たれると、表皮の一番上の角層の水分を維持できる状態になります。そうすると、外部からの刺激の侵入を防いだり、水分の蒸発を抑制できるので、みずみずしい肌を維持することができるのです。
すごいぞ、セラミド。
40代の顔肌のセラミドは、20代の半分に減少する。
ただ、残念なことに、セラミドは加齢と共に減少します。どのくらい減少するかというと、女性の顔肌の場合ですが、20代の時を100％とすると、40代で半分以下になるという調査があります。*1
つまり、肌のみずみずしさを保つためには「セラミド」は超重要成分、というわけです。保湿ケアをするなら、化粧品にセラミドが入っているか、よく確認したいところです。
セラミドは、表皮の一番上、つまり角質層の水分維持に欠かせない「脂質（栄養素）」。しかも、塗っても飲んでも角質層への保湿効果があると、多くの研究によって明らかになっています。
というわけで、日々のスキンケアに欠かせないのは、ヒアルロン酸でもコラーゲンでもなく、セラミド。
では、以下におすすめセラミドが含まれているサプリメント、スキンケア製品をご紹介したいと思います。
今、とっても気になる、セラミド系サプリ
フィトセラミド
せっかくなら、セラミドを全身の足りないところに補給できたらいいと思いませんか？そうしたら、顔だけじゃなく、首とか、ひじとか、指先とか、気づかないところだって潤うはず。
実は、セラミドは食べることができます。セラミドを食べれば、血液に乗って身体の足りないところへちゃんと届けてくれます。
最近資生堂が研究発表していましたが、セラミドを3ヶ月採った人の肌水分蒸散量が著しく減ったというすばらしい研究がプレスリリースされていました*2。
というわけで、サプリで摂取するのが、一番手軽で効率的です。
でも、ひとつ疑問が。
植物性のセラミドを食べて、肌のセラミドとして機能するのか。
植物性のセラミドは小腸で自分のセラミドに変化する。
機能します。植物性のセラミドは一旦小腸で分解されて、自分のセラミドに再構成され血中を通り、皮膚に届きます。 これは、先ほどの資生堂の研究でも示唆されていましたが、マウスでの実験結果もあります*3。
では、セラミドサプリにはどんなものがあるでしょうか。今気軽に買えて、安心なのは以下の2製品。
おすすめ、植物性セラミドサプリ２選
1）小麦由来の植物性セラミド
Life Extension社 Lipowheat配合
植物性セラミド含有のLipowheatオイル350mg配合。Lipowheatの他の製品から推測するとセラミド量はおそらく5mgくらいかなと思います。誰か換算できる方がいらっしゃったら教えていただけるとうれしいです。
このLife Extension社の植物性セラミドは、iHerbのレビューを見れば分かるように、知る人ぞ知る人気商品でオススメです。よく品切れになるので、在庫があるうちに買っておきたいところ。*4
2）こんにゃく由来の植物性セラミド
資生堂 飲む肌ケア
最近発売された資生堂の「こんにゃくサプリ・飲む肌ケア」は「機能性表示食品」として勝負してきたあたり、気になります。
［機能性関与成分］蒟蒻由来グルコシルセラミド 1,800μg含有。「蒟蒻こんにゃく由来のグルコシルセラミドに肌の水分を逃しにくくする効果を確認」と表示されています。
コレはいいと思ったセラミド入りのスキンケア製品。
男子視点からのチョイスになってしまいますが、セラミド系のスキンケア製品として、次の3つのカテゴリーからお気に入りをご紹介したいと思います。今回はコスパ重視です。
1) セラミドを意識して洗う
顔や体を洗うときに、セラミドの流出をできるだけ食い止めたいものです。そこで、おすすめなのがこちら。
ボディー用
ピジョン 全身泡ソープ ボトル 500ml
やさしい赤ちゃん用こそ、大人が使いたい。もちろんセラミド配合。洗う時にセラミドが逃げないように、セラミドを配合したボディーソープが増えています。無香料なので、お気に入りです。大人にはブルーのボトルがおすすめです。
顔用
キュレル 皮脂トラブルケア泡洗顔料 150ml
肌の「セラミド」が流れ出すのを抑えながら、汗や汚れ、毛穴の皮脂はしっかり落とせるという、よく設計された洗顔料。泡洗顔という割には、泡がもっこりしませんが、やさしく洗顔できます。泡じゃないと、ついついゴシゴシ洗ってしまって、よくありません。
2) セラミドを意識して保湿する
キュレル 皮脂トラブルケア化粧水 150ml
キュレルは「疑似セラミド」という「セラミド」と似た構造の成分を使って保湿を狙います*5。
キュレルは花王の製品なのですが、その昔、食器洗剤の手荒れの原因を探っているうちに、セラミドの存在に気づいたのだとか。そして「疑似セラミド」を開発。日本最初のセラミド系化粧品は、たぶん花王のソフィーナが最初です。
キュレルの化粧水は、かれこれ4､5年愛用しています。1本で3ヶ月くらい持ちます。値段もお手頃なので、ずっと続けられますよ。
キュレル 皮脂トラブルケア保湿ジェル 120ml
保湿ジェルは、もう一段、保湿したい人向けです。特に1月2月の超乾燥シーズンに役立ちます。たとえば、小鼻の横って脂っぽいのに、皮が剥けちゃうときがあるのですが、そんなときに使っています。
3)セラミドの美容液で気合いを入れる
富士フイルム アスタリフト ジェリー アクアリスタ
美容液は、35歳を過ぎた男性には、ぜひおすすめしたいものの一つです。
これ、富士フィルムなんです。時代は変わりましたね。この美容液は、値段的に一瞬ひるみますが、本当にすごい。Wヒト型ナノセラミド配合、つまり人間のセラミドと構造がよく似たセラミドをナノ化して、浸透性を高めたものです。
ナノ化というと、なんだか身体を通過してしまいそうで怖くなるのですが、角質より下には行きませんのでご安心を。
これを肌に塗り込むと、ピッチピチのプリンプリンってくらい、保湿を感じます。持続力もすごい。ここぞというプレゼンや会議の前には、おすすめです。気合いが入ります。特に、目元とかには、しっかり塗りたいですね。
仕事で成果を出せば、しっかり、コスト回収できます。そういう意味でコスパが良いです。
4）とりあえず、試してみる。
トライアルキットが安くて、とりあえず試してみるには、もってこいです。
キュレルのトライアルキット
アスタリフトのトライアルキット
オール・イン・ワン・タイプ
いまAmazonで一番売れている。
おわりに
肌の乾燥対策は、最初に述べたとおり、相手の印象を良くするという面もありますが、実は一番は自分のため。肌が潤っていると、気持ちも潤うのです。本当です。
顔がシャキッとすると俄然ファイトが湧いてきます。加えて、目元のクマとかに美容液を使ったときの自信のみなぎりようといったらスゴイ。人の内面は顔に出ますが、外面も内面に作用するんだなぁと思う次第です。
ですから、特にアラフォー男子の皆さんには、セラミドを意識した顔肌ケアを体験して、自らの変化を体感していただければうれしく思います。
iHerbもお得です
なお、各サプリメントの購入はAmazonもいいですが、2つ以上購入されるなら、アメリカのサプリメント通販大手である「iHerb（アイ・ハーブ）」が断然安くて、早く、高品質です（日本語、日本円対応、送料一律4ドル。40ドル以上で送料無料）。参考までに各サプリの大きな写真を押すと、iHerbのページに飛べるようにしています。iherbは消費税がなんと0%、注文するたびに、注文の商品金額の5%のクレジット（次回使える）を獲得できます。
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※この記事は、タイトルも含め、あくまでもわたし個人の体験記、感想文であり、効果や効能を謳ったり、保証するものではありません。各サプリの購入や服用は自己責任でお願いいたします。この記事により発生したトラブルや損失、損害に対して、一切責任を負いません。
その他のオススメの記事
*1:https://jp.rohto.com/carecera/ceramide/
*2:https://www.shiseidogroup.jp/news/detail.html?n=00000000001975&rt_pr=tr615
*3:https://www.sapporobeer.jp/news_release/0000020344/
*4:※小麦由来のセラミドなので、アレルギーの人は購入しないでください。
*5:疑似セラミド、天然セラミド、ヒト型セラミドなどたくさんのセラミドがありますが、どれが一番いいという研究はなく、天然だからいいというわけでもありません。たとえば天然セラミドは動物の脊髄の抽出物です。疑似セラミドは化学的に合成されたもので、様々な臨床研究で保湿効果があることが、すでに検証されています
